バス釣りは、ミミズそっくりのワームや、ルアーという小魚に似せたにせもののえさで、魚をだまして釣る。だけどブラックバスは頭がいいから、そうそうかんたんにはだまされない。釣る場所や天気なんかにあわせて、いろんな形のルアーやワームをためしたり、糸のひきかたを工夫したりするところが楽しいんだ。ようやく釣り上げたときには、「ヤッター!」って気分になる。

明日につづくリズム(文庫)
瀬戸内海に浮かぶ因島。千波は、造船所で働く父親、明るく世話好きな母親、血のつながらない弟・大地と暮らす中学三年生。親友の恵と一緒に、同じ島出…