いのちは、3億分の1のミラクル——。
ただ生んでもらったんじゃない。だれもが、自分の力をつかって生まれてきたんだ。
姉・桐子の妊娠を通して、小5の乙葉が感じた“真実”が胸をうつ、ふたりの姉妹の物語。

団地のコトリ
誰も知らない、あの子のこと…バレーボールに熱中する14歳の少女と、団地の一室で息をひそめるように暮らす女の子との出会いを描く感動作!…
いのちは、3億分の1のミラクル——。
ただ生んでもらったんじゃない。だれもが、自分の力をつかって生まれてきたんだ。
姉・桐子の妊娠を通して、小5の乙葉が感じた“真実”が胸をうつ、ふたりの姉妹の物語。
「あの機械の中はああなっとるな、こっちはどうなんじゃろ思うたら、それを作った人まで見える気がする」めずらしくまとまりのある言葉をしゃべる…