突然、とうさんが会社へ行けなくなってしまった。 父さんが病気。しかも「こ・こ・ろ」の病気。 どうなるんだよ、とうさん。 そして、ぼくたちも・・・。
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月は、千花の母親が勤めている動物園で人気者の道産子だ。淡いベージュ色のおでこに、まるで夕月みたいな白い三日月が浮かんでいるので、そう名づけら…
もし、おとうさんの仕事の都合でよその国でくらすことになったら、あなたならどうする?シンタみたいに喜ぶ?それともみかねえのようにハンスト?…
不安に胸がしめつけられたり、会いたくてたまらなくなったり、キンちゃんの言動に一喜一憂して心がざわついたり。そしてなにより、キンちゃんにきらわ…
瀬戸内海に浮かぶ因島。千波は、造船所で働く父親、明るく世話好きな母親、血のつながらない弟・大地と暮らす中学三年生。親友の恵と一緒に、同じ島出…
5年生の夏休み、なつきと弟のよしひろは、ばあちゃんの住む、日本海沿いの小さな町で過ごすことになった。小さいころに一度会っただけのばあちゃ…
起こしてしまった事故の責任のがれから、居心地のいい場所「ふぇにっくす丸」をとびだしてしまった信二。都合が悪くなったら、シラをきりとおすという…
今日から安子は四年生になる。その第一日目のけさから、安子はさっそく朝ねぼうしてしまった。あわただしく食事をすませて、学校にかけこむと、担…
それはとつぜんの告白だった。妊娠?赤ちゃん?何それ!うちら、まだ中学生だよ。野間児童文芸賞受賞作家が描く、いのち…
肩車からながめた夕焼け空。夜の駐車場で見つめた月。わたしのそばには、いつもあなたがいてくれた--。少女が心をよせたのは、…
居場所なんて、どこにあるんだろう?「漆」に導かれてめぐりあう陸と美雨。伝統技法「金継ぎ」に彩られた出逢いと修復の物語。イギリ…
入学式。壇上に飾られたカサブランカの蕾がこすれるような音をたてて突然開いた。その瞬間を確かに目撃したという壮太。「わたしも!」風花は思わず身…
自転車を止め、山を見上げる。ハルは腕を思いっきり空に向かって伸ばして、夕暮れの山の清涼な空気を肺いっぱいに送りこんだ。生きている。そう感…
畑中家の4人は地方都市の郊外に家をもち、しあわせな生活を営んでいた。そこへ突然降ってわいたような父親、章二の転勤、そして東京への単身赴任。イ…
なんでおれたち男子だけ、女子たちのこんな厳しい目にさらされなきゃならないんだろう。そんなの、おかしくね?さえない男子代表、花岡勇…
6名の女性作家が「初恋」をテーマに書き下ろした豪華短編集。6編の主人公たちはそれぞれ性格も環境も異なるけれど、人を好きになる気持ちはみんな同…
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