不安に胸がしめつけられたり、会いたくてたまらなくなったり、キンちゃんの言動に一喜一憂して心がざわついたり。そしてなにより、キンちゃんにきらわれるのをこわがってる、あたしがいた。きらわれるくらいなら、最初から近寄らないようがまし。とまで思ってしまう。要は、傷つくのがこわいのだ。
— これって、恋?
だとすれば、恋って楽しいばかりじゃない。
わたしの、好きな人
肩車からながめた夕焼け空。夜の駐車場で見つめた月。わたしのそばには、いつもあなたがいてくれた--。少女が心をよせたのは、…

